大学受験

共通テストにも通用する語学力を!センター試験を3カ国語で解いた感想と解説

センター試験を3ヵ国語で解いてみた

ご存知の方も多いかと思いますが、センター試験では、「外国語」という枠で多くの受験生が英語の試験を受けています。

そのため、実はセンター試験には英語に加え、フランス語、ドイツ語、韓国語、中国語の計5ヵ国語が存在し、任意で選ぶことができます。

もっとも受験生の99%以上は英語を選択するようです。(当たり前といえば当たり前ですね。)

しかし、皆さんの中には、英語が嫌いすぎるから別の外国があるならそっちで受けてみようかなと考えている人もいるのではないでしょうか。

もしくは、センター試験の他の外国語の難易度がどんな感じなのかが気になるという人もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、センター試験の外国語の中から、中国語、フランス語、英語の3つの外国語を選択し、私自らそれらを解いてみました。

以下では、その結果・感想、各言語の難易度、おすすめ度などをご説明しようと思います。

しかし、センター試験が廃止になり、新たに大学入学共通テストが導入された今、もはやセンター試験の過去問に価値はないのでは、と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。

そこでまずは、センター試験の過去問について検討することも決して無意味ではないと言うことを簡単に解説しようと思います。

センター試験でも大学入学共通テストでも語学力の本質は変わらない

ここでは、大学受験生向けの話を書くので、関係のない方は次の段落に進んでください!

大学入学共通テストを不安に思う必要はない

まず、新たに導入される大学入学共通テストを不安に思う受験生の方もいらっしゃるかとは思いますが、その必要はありません。なぜならセンター試験だろうが大学入学共通テストだろうが、問われている語学力の本質に違いはないからです。

確かに、センター試験の問題形式にのみ合った小技も存在していました。

そして、今後それは使用できなくなります。

しかし、そうした小技が使えなくなってしまったぐらいで、皆さんがこれまで培ってきた語学力(英語力)は通用しなくなってしまうのでしょうか?

センター試験では読めた文章が、大学入学共通テストでは突然読めなくなってしまうのでしょうか?

安心してください。そんなことはありません。

確かに、多少なれることは必要かもしれませんが、それは大学入学共通テストの事務局が公開しているサンプル問題を検討すれば十分です。

このサンプル問題については、この記事の最後にリンクを載せておきましたので、よかったらみてみてください。

センター試験も目安にはなる

大学入学共通テストとの関係では、センター試験も目安にはなるはずです。

大学入学共通テストが導入されると言っても、そこまで劇的な変化はありません。(急に難しくなったりもしません。)

そんなことをしたら大混乱になってしまいます。

ちなみに、受験生の皆さんには朗報ですが、大学入試は相対評価なので仮に大学入学共通テストが難しくて点数が伸び悩んだとしても、他の受験生がそうなるなら全く問題にはなりません。

話を元に戻しますが、センター試験で点が取れれば大学入学共通テストでも点が取れるはずですし、センター試験で点が取れなければ大学入学共通テストでも点は取れないと思います。

両者には必ず強い関係があります。

というわけで、センター試験をご自分の英語力を測る一つの基準にしてみてください!

大学入学共通テストにも英語に加え、フランス語、ドイツ語、韓国語、中国語の計5ヵ国語が存在し、なんだかんだでセンター試験と出題範囲は共通なので、今年のセンター試験について解説したこの記事は役に立つはずです。

ですのでぜひぜひ最後まで読んでみてください!😀

今年(2019年度)のセンター試験を3ヵ国語で解いてみた結果と感想

早速、今年(2019年度)のセンター試験を3ヵ国語で解いてみた結果と感想についてみていきましょう!

中国語

まず中国語ですが、私の中国語の問題の得点は192点でした。中国語の学習期間と注いだ熱量との関係では、あんまりいい点数じゃない気がします💦

というのも、私の場合一応は中国語学習の事実上のゴールとされている中国語検定準1級に合格していたという背景があったのでもうちょっといい点数が取れると期待していました。

解説でも触れようと思いますが、中国語の問題がちょっと独特だったのが敗因です。

思ったよりも難しかった、というのが正直な感想です。

問題の分量自体は多くないんですが、設問形式が独特でしたね。

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フランス語

フランス語ですが、これは170点でした。点数自体は中国語には遠く及ばないのですが、自分のフランス語力(昨年の春季の仏検で2級に合格)との関係ではまあ妥当な点数かなと思います。

フランス語の学習期間も現時点で2年程度なので170点という点数は見合う点数と言えるでしょう。

解いてみた感想としては、結構簡単だなという感じでした。

解説のところでも触れますが、問題の形式が比較的与し易いものが多かったイメージです。

英語

英語ですが、これは194点でした。自分が受験生の時の点数よりもちょっとだけ高くて嬉しいような悲しいようなでした。

大学入学以降も英語の勉強はそれなりに力を入れてきたので、満点ではなかったとはいえそれなりの点数が取れたので少し安心しました。

感想としては、懐かしいなあという感じでしたね。

ただ、自分の人生の中では今までで1番リラックスして解けたセンター試験の英語でした。

受験生の時もこういうメンタルでセンター試験を受けたかったなあと心の底から思いました。

3ヵ国語の出題内容と難易度

次に、3ヵ国語の出題内容と難易度についてです。

各言語の問題自体は、リンクをページの最後に載せているのでより詳細な情報が知りたい方はそちらをご覧ください!

中国語

まず中国語ですが、出題内容は発音問題、会話文問題、穴埋め問題、並び替え問題、長文読解問題からなっています。

特筆すべき点としては、会話文問題が拼音のみで表示されている点、穴埋め問題が不要な選択肢も含めて作られている、といった点があげられます。

問題の難易度としては、比較的高めと言え、満点を取るのは至難であると言えるでしょう。

ちなみに参考例ですが、私の友人の中国人の友達は中学卒業まで中国の現地校に通っていたにもかかわらず、満点を逃していました。

ですから、日本の高校で3年間中国語を勉強していた程度の実力で、満点近くとるのは難しいと思います。

もっとも、一定程度以上(目安としては、中国語検定準1級以上、またはHSK6級で250点程度ぐらいでしょうか)の実力のある方であれば、設問形式になれれば、9割以上は安定して取れると思います。

中国語検定準1級以上、またはHSK6級で250点以上取れる方で英語に自信のない方はセンター試験(今後は大学入学共通テスト)の中国語を受験してみるのもありかもしれません。

なお、大学入学共通テストにおいても出題範囲および難易度に大きな差は出ないと考えられます。

フランス語

フランス語の出題内容は、発音問題、会話文問題、穴埋め問題、並び替え問題、長文読解問題からなります。

出題内容について、特筆すべき点があるとすれば、中国語および英語に比して比較的基本的かつシンプルな問題が多いということでしょう。

きちんと文法を見つめ直せば、高得点を獲得しやすいと思います。

難易度としては、仏検2級以上の実力がある場合には8割以上は安定して獲得できるかと思います。

私の場合過去問対策をせず、いきなり解いたので若干フランス語文法についての受験生的な抜け落ちていたこともあって170点と伸び悩みました。

しかし、文法知識を中心に事前にきちんと対策をして望めば、満点は流石に厳しいと思いますが185〜190点程度は簡単に取れると思います。

発音問題にも時間を割いて勉強できる環境があるのであれば、満点も狙えるでしょう。

難易度自体は、今回解いてみた3ヵ国語の中で最も簡単だったと感じました。

ですから、フランス語は英語の代わりの選択肢になりそうです。

英語

英語の出題内容は皆さんお馴染み、発音問題、会話文問題、穴埋め問題、並び替え問題、長文読解からなります。

結局問題形式自体は、どの言語も似たり寄ったりといったところですね。

難易度としては、英検準1級程度以上の実力がある場合には、設問形式に対応できれば満点近い点数が狙えると思います。

個人的には、中国語の問題に比べれば、英語の方が満点を取るための努力が報われやすいと考えています。

というのも、英語の方が出題範囲が明確であるために対策が立てやすいからです、

そのため、センター試験(今後は大学入学共通テスト)の外国語科目において、どうしても満点を取りたい場合には英語(もしくはフランス語)を選択すると良いでしょう。

3ヵ国語それぞれの解説と注意点

ここでは、それぞれの言語について特に気になった点についての解説と注意点について説明します。

中国語

中国語の問題について気になったことは、問題の選択肢がやたらとシビアであるということです。

問題を解いている際、設問文の中国語はわかるけれども、解答の日本語の選択肢のそれぞれの意味の違いがわからずかなり長考したことがありました。

注意点としては、各選択肢の違いが非常にわずかなのでいつも以上に厳格に選択肢を検討することです。

それから、かなり注意して問題文を読まないと簡単に失点してしまうので注意してください。

あとは、会話問題では、会話文が拼音のみで表記されるので、拼音で書かれた文を瞬時に読み解ける能力を事前に養っておくのが良いでしょう。

フランス語

フランス語の問題は、はっきりいってかなり基本的であり簡単です。

しかし、基本的である分だけ、知っているか知らないか、気づいたか気づいていないかで点が左右されることになります。

そのため、長文読解などにある程度の自信がある場合でも、本番前にはフランス語検定3級、準2級、2級程度の文法問題集にざっと目を通して基本的知識を復習したほうがいいと思います。

英語

英語は特に言及することは思い当たりません。

強いて言うなら、センター試験(大学入学共通テスト)では難易度が極めて高い問題は出題されないので、基本的文法知識、単語、発音を身につけることが高得点獲得のポイントになると思います。

おすすめする言語

さて、おすすめする言語ですが、結論から言いましょう。

1番おすすめなのは英語です。次におすすめなのはフランス語で、全くおすすめしないのは中国語です。

次に理由を説明します。

まず、英語が1番おすすめな理由は、とても簡単です。他の外国語を1からやるぐらいなら、その時間を英語の勉強に当てたほうが結果として高得点が取れるからです。

例えば、比較的簡単な部類のフランス語であっても、8割獲得するには一般的には年単位の時間がかかると思います。その時間を英語に割けば、確実に8割以上獲得できるはずです。

というわけで、効率性の観点からは英語がベストです。

とはいっても、どうしても英語以外で受験した場合もあると思います。

その場合には、中国語および(ここでは説明していませんが)韓国語以外での受験をおすすめします。

なぜなら、この2つの外国語は日本にかなりネイティブの方がいて、問題を容易にしすぎるとそうした方達がみんな英語以外を受験してしまい日本人受験生との間で不公平になるのは目に見えているからです。

そのため、少なくとも、在日中国人・韓国人の高校生が積極的に中国語および韓国語を受験しようとは考えない限度でこの二つの外国語は難しくしておく必要があります。

その点、ドイツ語およびフランス語はネイティブの数が考慮に入れなければならないほどには多くないと考えられるため、問題の難易度が主に日本人生徒が高校3年間で学んだ第二外国語としての実力に合わせて設定されていると言えます。

そのため、ドイツ語、フランス語は中国語、韓国語に比べて簡単であるというわけです。

裏返すと、中国語はフランス語よりも問題が難し目に設定されているので高得点の獲得を目指すのには不向きです。

まとめ

さて、最後にまとめを見てみましょう。

まとめ

①センター試験(大学入学共通テスト)には、英語の他、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語の計5ヵ国語がある。

②中国語の問題は難しく、フランス語は比較的簡単、英語は標準的である。

③高得点を取るためにおすすめなのは、英語で次がフランス語。逆に中国語はまったくおすすめしない。

④中国語と韓国語はフランス語、ドイツ語に比べて難し目になっている。

⑤センター試験(大学入学共通テスト)では、どの外国語にしても基礎がめちゃくちゃ重要である。

 

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当サイトの事務方責任者兼執筆者/慶應義塾大学文学部。中国語受験で慶應義塾大学に合格。最近なぜか司法試験にハマっている。中国語検定準1級、HSK6級、仏検2級など。対応言語:中国語、英語、フランス語、ロシア語

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